効果的なダイエットのコツ

体脂肪を燃えやすくする食材とは?

 「体脂肪を燃えやすくする食材」とは、代謝アップを促す成分が含まれている食品です。

 ここでは体脂肪を燃やしやすい主な食材を紹介します。

代謝促進、体脂肪を燃やす主な食べ物

◆唐辛子
 唐辛子に含まれる「カプサイシン」に、脂肪の分解を促す効果が期待されます。
 アドレナリンを刺激し、運動した時と同様にエネルギ-を消費するのが特徴です。
◆コショウ
 コショウに含まれる「ピペリン」という辛味成分には、血流をよくして体温を上げ、代謝をアップさせる作用があるといわれています。
◆シナモン
 シナモンには、代謝をアップさせ、血糖値を下げたり、脂肪燃焼効果の促進をしたりする働きがあります。
 コーヒーやヨーグルトにパパッと振りかけるだけで手軽に摂れます。
◆生姜

 生姜には、血行をよくする作用があり、代謝・発汗をよくして脂肪燃焼を促すとされています。

 代謝アップには、生ではなく、しょうが湯など生姜に熱を加えて食べましょう。

※生姜の主な成分であるジンゲロールは、加熱するとショウガオールに変化します。
ショウガオールは血流を良くし、体を温める働きがあり、さらに脂質分解促進や蠕動運動の向上、胃の粘膜の保護などの作用が期待できます。
生姜を食べる時は、100度以下の熱を加えたものを食べ(飲み)ましょう。
ちなみに生の状態のジンゲオールには、解熱作用、解毒作用などがあります。

◆チーアシード
 代謝を促進させる働きがある成分が含まれるチアシード。少量で満腹感を得ることができるのも、ダイエット向きの商品です。
 チーアシードのダイエット効果については、「話題沸騰!スーパーフード「チアシード」の魅力とは」で詳しく紹介しています。
◆にんにく
 新陳代謝を促して血行を良くし、体脂肪の蓄積を防ぐ働きがあります。
◆肉類
 主にラム肉や牛肉といった肉類に多く含まれる「L-カルニチン」。
 脂肪が燃焼するのに必要な「リパーゼ」という酵素を作り、さらに脂肪酸を効率よく筋肉細胞内のミトコンドリアに運び持久力をアップさせる働きがあります。
◆海藻類
 海藻に含まれる「ヨウ素」は、新陳代謝を活発にさせる甲状腺ホルモンの成分で、体内でタンパク質・脂質・糖質の代謝を促進させる働きがあります。また、ぬめり成分の「フコイダン」には脂肪の吸収を抑えて体外へと排出する効果が期待されています。
 わかめ、昆布、ひじき、海苔などおすすめです。
◆卵
 卵に含まれる良質なタンパク質とミネラルには、代謝を促進させる効果があるといわれています。
 さらにビタミンB2が豊富。脂肪をエネルギーとして燃やして、効率的に使おうとする働きがあります。
◆グレープフルーツ
 グレープフルーツには「リパーゼ」という消化酵素が含まれており、脂肪燃焼効果に期待ができるといわれています。さらに同じく含まれている「ヌートカン」という成分に、交感神経を刺激して燃焼効果を助ける働きがあるとされています。
 グレープフルーツのダイエット効果については、「香りをかいでダイエット効果アップ!」で詳しく紹介しています。
◆コーヒー&緑茶
 コーヒーや緑茶などに含まれる「カフェイン」には、消化酵素の「リパーゼ」という成分を活性化させる働きがあるといわれています。
 適量摂ることで、効率的に脂肪燃焼効果が期待できます。

 ※アレルギーが心配な方は、必ず医師や薬剤師にご相談ください。

まとめ

 体脂肪を燃えやすくする食材には、スパイスなど刺激のある食品も多いので、体調を見ながら、少しずつ食生活に取り入れてみてください。

 また、体脂肪を燃えやすくする食材だからといってそればかり食べていてはダメです。偏った食生活は、ダイエットにも健康にも、美容にもよくありません。
 バランスのよい食生活の中に、加えることで効果がもっとも発揮されます(効き目には個人差があります)。

 そしてもっとも大切なのは、適度な運動が必要です。

 「食事」+「運動」で、体脂肪が燃えやすい体に導きましょう。