グレープフルーツの皮に含まれる成分。
この香りは交感神経に作用し、脂肪燃焼を促すといわれています。
香りをかいでダイエット効果アップ!
柑橘系の香りの中に、ダイエット効果があるといわれています。
中でも有効とされているのが、「グレープフルーツ」の香りです。
香り成分
資生堂の研究によって、グレープフルーツの香りは、中性脂肪合成に関わっている「グリセロール-3リン酸脱水素酵素(GPDH)」の活性を抑えるとの結果がわかりました。
中性脂肪を作りにくくすることが、ダイエットにも効果があるということです。
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◆ヌートカン
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◆リモネン
交感神経を刺激して身体の新陳代謝を高めたり、血行を促進して脂肪燃焼を促すといわれています。
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◆ナリンギン
グレープフルーツの果皮に多く存在している苦味成分「ナリンギン」。
食欲を抑え、脂肪分解を促進する効果が認められるといわれています。
香りを嗅ぐだけ!香りは精油(アロマオイル)でもOKです。
グレープフルーツアロマオイルの香りを楽しみましょう。
グレープフルーツは食べても効果的
体内に糖質が吸収されるのが遅く、血糖値が急上昇しない食品として話題の「低GI食品」のひとつ、グレープフルーツ。
香りだけでなく、食べてもダイエットに効果的な成分を含んでいます。
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◆カリウム
ナトリウムの排出作用のあるカリウムが多く含まれており、むくみ予防につながります。
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◆ビタミンC
コラーゲンの合成、筋肉・血管・皮膚・骨の強化、過酸化脂質の静止を抑制、抗がん作用などがある「ビタミンC」。
グレープフルーツには、美肌効果や抗酸化作用のビタミンCが豊富。1個食べれば、1日に必要なビタミンCを摂ることができます。 -
◆クエン酸
TCAサイク(クエン酸回路)の働きを活性化させる作用がある「クエン酸」。疲労回復へと導いてくれる成分です。
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◆リコピン
カロテンの一種。
非常に強い抗酸化力を持ち、皮膚や粘膜を保護するだけでなく紫外線から肌を守り、シミやそばかすを予防する効果があるといわれています。
※ルビーグレープフルーツなど赤味のの強い品種に多く含まれています。
食前に食べることで、急激な血糖の増加を防ぐ効果があるとの実験結果もでていますので「食前に生のまま食べる」のがベスト。
※シロップ漬けなどで砂糖を余分にとってしまうとダイエット効果が期待できなくなるので注意が必要です。「生のまま食べる」ことがおすすめ。
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「ためしてガッテン」でも紹介
NHK「ためしてガッテン」の「グレープフルーツの裏技SP」内で、近年、香りとダイエット、健康の関係の研究が進み、グレープフルーツにダイエット効果、若返り、アンチエイジング効果があるかもしれないと紹介されています。
-グレープフルーツの香りで痩せる-
大阪大学で、2つのグループにラットを分け、一方には水の匂いを、もう一方にはグレープフルーツの香りを7週間にわたって嗅がせるという実験を行いました。
すると、グレープフルーツを嗅いだ方のラットは、水の方と比べて、体重が5%も減少。
これは、グレープフルーツの香りの成分がラットの交感神経を刺激し、ラットの体質が脂肪を燃やしやすくさせる状態へ変化したと考えられるとのことなんです。
人間においても、グレープフルーツの香りによって、交感神経が刺激されるという段階までは判明しています。
まだ厳密にダイエット効果があるといえる段階まではいっていないようですが、ダイエットをするにあたってかなり有力な実験結果です。
まとめ
グレープフルーツを単品だけで食べるダイエットはおすすめできませんが、アロマなどを活用したり、むいた皮を取っておいて湯船に入れて香りを楽しんだり。またおいしく食べたり。
ダイエットに取り入れることで、ダイエット効果を高めることができます。
ダイエットにもつながる成分が豊富なグレープフルーツをぜひ活用してみてください。
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一口メモ:グレープフルーツと一緒に服用してはいけない薬
グレープフルーツの白い薄皮に含まれる「フラノマクリン」という物質が、腸の粘膜にある薬を分解する酵素を邪魔してしまい、普通に薬を飲んだときより薬が効きすぎてしまいます。
治療中の方は、グレープフルーツを食べるのは控えましょう。
またその他の薬にも副作用を起こすことがあるので、服用中の方は必ず医師または薬剤師にご相談ください。