ごはん、パン、めん類など
スーパーダイエット食「和食」のすすめ
ユネスコの無形文化遺産に登録され、世界から大きな注目を浴びている「和食」。
ダイエットというと、日本では海外で流行している話題の食品に注目が集まることが多いですが、海外では和食がヘルシーなダイエット食、「ジャパニーズスーパーフード」として話題になっています。
ダイエットに重要なことは、特定の食品を食べるのではなく、栄養素のバランスの取れたヘルシーな食事を適量食べることです。その上で和食はすばらしいダイエット食の一つです。
和食とは
和食は「一汁三菜」といって、ご飯に汁物、それにおかず3品(主菜1品、副菜2品)が基本といわれています。
例えば、ごはん、味噌汁、焼き魚、煮物、おひたし、といったもの。これが実に優れたバランスとなっており、一汁三菜は暴飲暴食を防ぎ、大変健康的な食事法なのです。
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・主食:糖質が主成分で、おもにエネルギー源になります。
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・汁物:不足しがちな栄養素や水分を補います。
お味噌汁、お吸い物など
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・主菜:主にタンパク質や脂質の供給源で、献立の中心となるおかずです。
肉、魚、卵、大豆製品など
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・副菜:主にビタミンやミネラル、食物繊維などの供給源です。
野菜、いも、海藻、きのこ、果物などが主材料のおかず
欠点
◆塩分が多い。 |
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和食の味付けには塩分を多く使います。そのため、塩分過多になっています。 世界保健機関で推奨している塩分量は5gなのですが、日本の厚生労働省が推奨している1日の塩分量は、男性で8g、女性で7gとしています。世界的にみて、日本の塩分が多めであることがこのことからもわかります。 塩分の摂り過ぎはむくみの原因にもなり、代謝が悪くなるので、塩分のとり過ぎに気をつけましょう。 |
◆糖質が多い。 |
煮物や肉じゃがなど、和食の味付けに多いのが砂糖。 調味料として使うと、無意識に多くとってしまうことがあります。太りやすい原因にもなるので、砂糖のとり過ぎにも気をつけましょう。 |
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料理のポイント
◆同じ調理法を重ねない。 |
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1食単位でも1日単位でも、「煮る」「焼く」「炒める」「揚げる」など、できるだけ違う調理法にしましょう。同じ調理法が重なると、油や塩分の摂り過ぎになってしまいます。 主菜が油を使った炒め物や揚げ物なら、副菜はおひたしや酢の物にするなど、バラエティーに富んだ調理法を組み合わせましょう。 |
◆主材料を重ねない。 |
主菜が肉じゃが、副菜がポテトサラダだと、同じ食材となり、食品数が減ってしまいます。 いろんな食品を食べることで、たくさんの栄養素が取れるので、同じ食材が重ならないようにしましょう。 |
洋風化の行き過ぎはダメ!
高塩分や、タンパク質や脂肪、カルシウム不足などの欠点のあった和食は、洋風化によって欠点が改善され、栄養バランスが良くなりました。
しかし最近、”ほどよい洋風化”を超え、さらに洋風化が進み、脂質の過剰摂取となり、大きな問題になっています。
まとめ
糖質や塩分について、少し工夫をした方が良い点がありますが(「「素材の味を生かす」ことがダイエット料理のポイント」参照)、和食は栄養バランスに優れたヘルシー食です。
今一度、和食を見直してみませんか?
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