話題のスーパーフード「チアシードの食べ方」
美容・健康・ダイエットの補助に、日本や世界中で注目を集める「チアシード」。
「人の生命維持にはこのチアシードと水があれば事足りるスーパーフード」といわれるほど栄養価の高いスーパーフードの上、ほぼ無味無臭なので、どんな料理にも取り入れやすいのがメリット(チアシードのすぐれた栄養価については、「話題沸騰!スーパーフード「チアシード」の魅力とは」で詳しく紹介しています)。
食べる際に、ちょっとポイントがあるので紹介したいと思います。
[特徴] |
---|
・無味無臭。 |
・水分を含むと10倍近くに膨らむ。 |
[摂取したい量] |
・1日10~15g(水を入れる前の量) |
1日の摂取目安量
チアシードの摂取量は、1日大さじ1(10~15g)が目安です。
ダイエット効果や美容効果が注目されていますが、実はカロリーは高いです。スプーン大さじ1杯で、約50kcal。キューブ型のミルクチョコレート1個分と同程度、ごはん5分の1杯分程度にあたります。
また食べ過ぎは、お腹がゆるくなったり、便秘がより悪化してしまったりすることも。
食べれば食べるほど良いというわけではないので、1日の摂取目安量を守って食べるようにしましょう。
スポンサーリンク
食べ方のポイント
◆10倍の水で12時間以上浸して膨らませる。 |
---|
チアシードにはアブシジン酸という成分が含まれています。この物質は、植物が動物に種を食べられすぎないようにと出す物質で、高度にこれを食べてしまうと細胞を傷つける可能性があるといわれています。 ※日本の食品安全委員会の議事録(2014年12月24日)の中に、米国環境保護庁(EPA)が「アブシジン酸が幼児や子供を含めた消費者に危害が生じる可能性がない」と報告しているとの記載あり。 毒性の心配はなくても、水分を吸収して膨らみますから、直接食べるのではなく、できれば一晩水に浸けてから使いましょう。前の晩に水に浸けておけば翌朝ゼリー状になっています。 ココナッツミルクや酵素ドリンクなどに混ぜておけば、翌朝そのまま飲めるので便利です。 |
◆お湯でもどすのではなく、水でもどす。 |
チアシードに含まれるオメガ3などの必須脂肪酸は熱に弱く、高熱になると酸化してしまうという特徴があります。 αリノレン酸は40度以上で効果がなくなってしまいますし、酵素の働きも弱ってしまいますので加熱せずに使用するようにしましょう。 チアシードを浸す際に使うお水も常温で。 |
購入時のポイント
チアシードは、スーパーや輸入雑貨店、ネット通販など手軽に購入することができます。
しかし最近はチアシード人気に便乗して品質の良くない商品が販売されているようです。
また、チアシードはほとんど外国産なので、残留農薬の検査がクリアされていない商品が多いのも気になるポイントです。選ぶ際には必ず残留農薬済で、できれば有機栽培の商品を選ぶようにしましょう。
食べ方
チアシードは、本当にいろんな食べ方があります。
ここでは、まずオーソドックスな食べ方を紹介します。
◆チアシードヨーグルト |
---|
1.水90ccにチアシード大さじ1を入れる。 2.よくかき混ぜる。 3.冷蔵庫で3時間以上水に浸して置く。 4.お好みのヨーグルト1個(100gを目安に)を加え、3.のチアシードと混ぜ合わせる。 5.できあがり。 |
◆チアシード入りフルーツスムージー |
1.牛乳300~350ml、チアシード大さじ1、バナナ1本、お好みの果物すべてをミキサー(ブレンダー)に入れて回す。 2.冷蔵庫で3時間以上置く。 3.できあがり。 |
チアシードを使ったレシピは、様々なホームページで紹介されています。
和食でも洋食でもデザートでも、様々な料理に加えていただけます。ぜひいろんな料理に挑戦してみてください。
スポンサーリンク
より効果的な食べ方
◆噛んで食べる。 |
---|
チアシードは水に浸し、加熱せずにヨーグルトやスムージー、プリンなどに入れて食べるのが一般的です。 その際、”よく噛みながら飲む、食べる”ことで、チアシードに含まれる栄養価の高い栄養素をより効果的に摂取できます。噛むことでより満腹感も出るので、おすすめです。 |
◆便秘解消には夜食べよう。 |
便秘解消を目的とされる場合は、ヨーグルトにチアシードを入れた「ヨーグルトチアシード」を夕食に取り入れるのがおすすめです。 |
まとめ
チアシードはオメガ3脂肪酸(αリノレン酸)、食物繊維、必須アミノ酸を含む18種類のアミノ酸、タンパク質、カルシウム、カリウム、鉄や亜鉛などのミネラル、抗酸化物質、ビタミン類などとにかく栄養の宝庫!
チアシードはほぼ無味無臭なので、和食にも洋食にもデザートにもバリエーション豊かに使えます。
毎日の健康、元気を応援してくれるスーパーフードです。
スポンサーリンク
一口メモ:チアシードで窒息事件!
2014年、アメリカで39才男性がチアシードを食べた直後に病院に運ばれるという出来事がありました。
原因は、食べたチアシードが食道でゲル状に肥大化してしまい、窒息状態になったというものです。
チアシードは水に浸さずそのまま食べることが一応できますが、水分を吸収すると約10倍にも膨れるという特徴があります。
そのまま食べて胃に入ると、胃の水分を吸って膨れます。
チアシードの特徴を考えると、そのまま食べるより、あらかじめ水に浸し、膨らませてから食べることをおすすめします。