効果的なダイエットのコツ

ダイエットすると、胸から痩せるって本当?

 ダイエットをすると、痩せて欲しい脚やお腹より先に胸から痩せてしまう・・・

 ダイエット時にとても多い悩みの一つです。

どうして胸(バスト)から痩せるの?

 女性の胸は、脂肪のかたまりです。

 心臓から最も近い胸は、下半身などの脂肪よりも常に温度が高くなっています。さらに、胸の脂肪はとても柔らかく、もともと燃焼しやすい性質を持っています。

 自分が痩せたいなと思っている場所(お腹や脚など)と触り比べてみると、温度や感触が違うのがわかると思います。落としたいところは燃えにくく、残したいところは落ちやすいという体のしくみが、胸から痩せてしまう理由です。

バストサイズをキープしながら痩せるためのポイントとは?

  • ◆食事

     ダイエットするに当たって、どうしても食事抜きには語れません。

     ダイエット中は、カロリーを減らそうとして野菜やきのこといったものばかり食べているという人、とても多いです。
     しかし、胸痩せをしないためには、NG。胸の脂肪から落ちていってしまいます。

    -胸から痩せることを防ぐ食べ物-
    ・タンパク質をとる。
     バストを作る栄養素といえば、肉や魚に多く含まれるタンパク質。
     ダイエット中は、どうしても肉を控えてしまうのでタンパク質が不足しがちになり、当然不足すると、サイズはダウンしてしまいます。
     胸をキープする意味でも、筋肉を保つ意味でも、タンパク質は欠かせません。ある程度は食べる必要があります。
     ダイエット中の場合は、低カロリーで高タンパク質な鶏のささみなど、脂肪分の少ないものを食事に取り入れましょう。
    ・大豆製品をとる。
     大豆には、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンが豊富。
     また大豆は、「畑の肉」といわれるぐらい良質のタンパク質や、ビタミンB群も豊富です。
     ヘルシーでありながら、胸をキープして女性らしく痩せるための味方になってくれます。
    ・キャベツを食べる。
     キャベツの中には、エストロゲンの分泌を促すボロンが含まれています。
     糖質や脂質もほぼ無く、食物繊維を摂取できるため、ダイエットにおすすめの食材です。
     ※ドレッシングを使われる場合は、カロリーに気をつけましょう。
  • ◆胸を揺らす運動は控える。

     筋肉をつけ、代謝を上げ、余分な脂肪を燃焼させるのに運動は欠かせません。

     しかしこのとき気をつけないといけないのが、「バストの揺れ」。「揺れ」はバストダウンの大きな要因です。
     ジョギングや縄跳びなど、特に上下運動の激しい運動をするときは、きちんと胸を固定しましょう。

     ※胸痩せが気になる方は、ウォーキングやストレッチ、ヨガやピラティスといったスローなエクササイズなど、「バストの揺れの小さい運動」がおすすめです。

    -スポーツブラを使う-
     スポーツブラは、バストの揺れを抑えてくれるサポート力が高い構造になっています。普通のブラジャーで運動した際に起こりがちな、例えば、摩擦による不快感、皮膚の炎症といったトラブルも防ぐことができます。
     ダイエットで運動を始める際には、スポーツブラを持っておくととても便利です。

     ※逆に胸痩せしたいと思っていらっしゃる人も中にいらっしゃいますが、その場合も、胸の激しい上下運動は禁物です。
     バストの形をキープしている「クーパー靭帯」が伸びてしまい、下垂や型崩れの原因になってしまいます。

  • ◆大胸筋を鍛える。

     胸を支える土台となっているのが、胸筋や肩背中の筋肉全体。しかしダイエットでこういった必要な筋肉を落ちてしまうと、サイズダウンや形が崩れてしまいます。
     それらを防ぐためには、胸周りをしっかり鍛えておくことが大切です。

    [大胸筋エクササイズ]
    胸の前で腕を強く押すバストアップ体操
    1.両手の平を胸の前で合わせ、拝んでいるポーズを取ります。
    2.中心に向かって左右均等の力で、両手をグーッと10秒間、強く押し合います。
     ※この時、肩が上がらないように気をつけましょう。また呼吸は、押すときに息を吐いて、戻すときに息を吸いましょう。

     これを10秒×20回
    3.拝んでいるポーズのまま指を組み合い、今度はグーッと左右外側に向かって引きましょう。肩甲骨を寄せるイメージで。

     これを10秒×20回
    [バストアップエクササイズ]
    腕立て伏せ
     腕立て伏せは、胸の上部の筋肉を鍛え、バストを引き上げてくれるバストアップ効果があります。あまり力がなく、回数をできない場合は、膝をつきながら腕立て伏せをしても大丈夫です。
     ムキムキになりたいわけではないので、回数は10~20回程度。毎日続けることが大切です。
  • ◆正しい姿勢で背筋を鍛える。

     いつでもどこでも痩せ体質&バストキープ法、それは「正しい姿勢」でいること。

     バストの重みを支えるには、背筋の力が必要です。背筋の力がないと、胸も垂れてしまいますし、張りもなくなってバストが小さくなってしまいます。

     正しい姿勢で立っているだけで、腹筋や背筋などの筋肉も鍛えられます。

    [正しい姿勢チェックポイント]
     正しい立ち姿勢とは、「耳の穴、肩の先、大転子(太ももの骨の付け根)、外くるぶしを結んだ線が一直線」になっている姿勢です。

    ・あごを引く。
    ・肩の力を抜き、左右の肩の高さを揃える。
    ・背筋を伸ばす。
    ・腹筋に力を入れる。
    ・お尻をすぼめる。
    ・膝は伸ばしきらない。

     ※胸を張って背筋を伸ばすのが良い姿勢だと思われがちですが、単純に背中を反らせるだけでは、腰や膝に過剰な負担がかかり、腰痛や膝痛の原因になります。
     背中を反らさないように注意しましょう。

    「正しい立ち方」「正しい歩き方」など、正しい姿勢を保つことが痩せ体質&バストキープにつながります。

まとめ

 胸を大きくしたり、まったくバストサイズを落とさず他だけ痩せたいというのは難しいです。

 しかし、運動、筋トレ、食事に気をつけることで、胸をキープしながらダイエットすることは可能です。

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