効果的なダイエットのコツ

ヤセ菌を増やす!大注目のフード「スーパー大麦」

 ダイエットには、腸内環境の良し悪しが大きく関わっています。

 腸内環境が悪いと、吸収した栄養素が細胞に入ってくれず、皮下脂肪や内臓脂肪に溜まってしまいます。

 この原因の一つが、デブ菌です。
 アメリカワシントン大学の研究で、腸内細菌に、「デブ菌」と「ヤセ菌」があることが発見されました。

-腸内細菌-
・デブ菌 → ファーミキューテス門
・ヤセ菌 → バクテロイデス門

 つまり、デブ菌を減らして腸内環境をよくすれば、肥満解消につながります。

 そこで大注目のスーパーフードが「スーパー大麦」です。

「スーパー大麦」とは

 「腸を知って身体のお悩み解決」という番組の中で紹介されていた「スーパー大麦」。

 スーパー大麦は、肥満や大腸がんの増加が社会問題となっていたオーストラリアが、国を挙げて10年かけて作り出した最強食材です。

 デブ菌を減らし、ヤセ菌を増やし、良い腸内環境にするには、細菌だけでなく、エサがないとダメ!
 そのエサとなるのが、食物繊維です。

 しかし普段の食事では多くを摂取できず、不足気味。
 それを解消してくれるのが「スーパー大麦」です。

食物繊維含有量(100gあたり)
・ゴボウ:5.7g
・スーパー大麦:27.2g

 食物繊維が多く含まれる野菜の一つ、ゴボウの約5倍も含まれているんです。

 さらに、スーパー大麦には、フラクタン、β-グルカン、レジスタントスターチという食物繊維が含まれています。
 注目したいのは、それぞれが大腸で消化される時間です。

-大腸で消化される時間-
・フラクタン:8.4時間
・β-グルカン:15.2時間
・レジスタントスターチ:35.3時間

 消化される時間に差があるため、腸内の異なる場所で力を働かすことができます。

 3つの食物繊維は、大腸に届くと、

・フラクタン
→血糖値の上昇を抑えたり、脂質の吸収を抑える。
・β-グルカン
→余分な糖質の消化・吸収を抑える。
・レジスタントスターチ
→腸内環境の改善。

 「スーパー大麦」は、腸のために作られた最強食材の一つです。

おすすめの食べ方

 番組内でも紹介されていましたが、グラノーラにスーパー大麦を加え、さらにヨーグルトをかけて朝食に食べるのがおすすめです。

 腸内環境をよくするだけでなく、グラノーラはよく噛むので、満腹中枢を刺激し、食べすぎを防ぎ、消化もよくなります。

 このお試しに、歌手の八代亜紀さんが参加されていました。
 他の参加者の方は2週間で効果が感じられたようでしたが、八代亜紀さんは、2週間では-0.3kg。そこでもう一週間追加し、3週間続けたところ、-1.6kgの結果が。
 個人差があるのと、年齢を重ねると腸内細菌の活動力が落ちてくるので、すぐに結果が出ないこともあるそうです。しかし1ヶ月、2ヶ月と、続けていくことでヤセ菌パワーが目覚めてきます。食材の一つとして続けること、これが一番大切です。

 Amazon:スーパー大麦

 ちなみに、スーパー大麦入りグラノーラを朝食のはじめに50g食べれば、それ以外は普段どおりに(食べすぎはダメです)食事をしていいそうです。

 ヤセ菌を増やして、腸内環境を整え、痩せやすい体にしましょう。