効果的なダイエットのコツ

ダイエット中の油のとり方とは?

 油はカロリーが高いので、ダイエット中のとりすぎは禁物。

 しかし、脂質も人間の体には必要な栄養素です。

避けたほうがいい油とは?

 ダイエット中、なるべく避けたほうがいいのが動物性の油。冷えると白く固まる油です。

 動物の体の中では透明の形で存在しているものですが、冷蔵庫に入れると白く固まります。
 人間の体は、牛や豚よりも体温が低いため、こうした油が体内に入ると、冷蔵庫の中にある時のように体内で白くかたまりやすいのです。

 動物性の油はできるだけ避けましょう。

-魚の油は?-
 魚の油についてですが、魚はもともと体温が低いので、その油が人間の体内に入っても固まりません。
 特にサバやイワシなどの青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)は、人間の体に必要な「必須脂肪酸」の仲間です。体内で生成することができないので、食べ物から摂る必要があります。
◆DHA

・中性脂肪を低下させる。

・脂質異常症、高血圧、脳卒中、虚血性心疾患、認知症の予防。

◆EPA

・抗血栓作用。

・中性脂肪を低下させる。

・脳血管障害、虚血性心疾患、高血圧、動脈硬化、脂質異常症、皮膚炎の予防。

 青魚の油、DHA、EPAは、ダイエット以外にも健康を支える大きな働きを持っています。

 ダイエットをするなら、魚中心がベストです。

積極的にとるといい油は?

 ダイエット中、積極的に利用したいのがオリーブオイルです。

 動物性の油はできるだけ避けたほうがいいと書きましたが、植物性の油なら何でもいいというわけではありません。

 植物性の油には、「オメガ3」、「オメガ6」、「オメガ9」といわれる仲間があります。
 ダイエット中に使うなら、「オメガ3」、「オメガ9」系を積極的にとりましょう。

・オメガ3:アマニ油、シソ油など
・オメガ9:オリーブオイル、キャノーラ油、ごま油など

 酸化しにくく、善玉コレステロールを増やす働きがあります。

 一方、オメガ6は、必須脂肪酸なので必要なものではありますが、現代人の食生活では摂り過ぎの人がほとんどです。
 オメガ6に属するものが増えすぎると、生活習慣病のもとになります。ちなみに、オメガ6は、サフラワー油、コーン油、大豆油などです。

まとめ

 ダイエット中は、オメガ9系のオリーブオイルなど、体にいい油を少量使うのが正しいとり方です。