効果的なダイエットのコツ

人間の体を作る五大栄養素の重要性

 生命を維持し、健康に過ごすためには食事による栄養補給は欠かせません。

 ダイエットをする際、糖質や脂質を極端に制限する人がいますが、栄養バランスを無視した食事は、いずれ健康を害し、リバウンドを招き、失敗に終わります。

 私たちの体は食べ物で作られています。
 体の50~70%は水分。残りは、脂質やタンパク質、ビタミン、ミネラル、脂質の五大栄養素によって構成されています。

 五大栄養素は、「タンパク質」、「糖質」、「脂質」の体を動かす三大栄養素と、摂取した三大栄養素を体内で働かせるために必要な「ビタミン」、体の機能を正常に保つ「ミネラル」です。

 それぞれが体にとって重要な働きをしています。五大栄養素をバランスよく摂ること、それが大事です。

五大栄養素

  • ◆糖質

     主に体を動かすエネルギーとして使われる。
     血糖値を上げ、体温を上昇させる役割もある。

    -多く含まれる食べ物-

     菓子類、果物、穀物類など

  • ◆タンパク質

     筋肉や皮膚、臓器、髪の毛など、主に体の材料になる。
     血液や免疫細胞の原料にもなる。

    -多く含まれる食べ物-

     乳製品、乾物、豆製品など

  • ◆脂質

     糖質よりも少ない量で体を動かすことができる。
     体に蓄えられ、体温保持や内臓を衝撃から守る役割を担う。

    -多く含まれる食べ物-

     油脂・バター類、肉類、魚類、ナッツ類など

  • ◆ビタミン

     三大栄養素をスムーズに働かせる。
     脂肪の燃焼を促進したり、糖質をエネルギーに変えたりする役割がある。

    -多く含まれる食べ物-

     野菜、果物など

  • ◆ミネラル

     体の機能を正常に保ち、調子を整える。
     骨や血液の材料、ホルモンの成分にもなる。

    -多く含まれる食べ物-

     海藻類、肉類、小魚、乳製品、果物など

 ダイエット中、糖質、脂質を極端に制限するのは問題ですが、摂り過ぎると体脂肪になるので、摂取量を少し控えめにしましょう。