女性には痩せやすい日と太りやすい日がある?
女性には、痩せやすい日と太りやすい日があるって知っていますか?
それは、女性特有の2つのホルモンが大きく関わっています。
黄体ホルモン(プロゲステロン)
黄体ホルモン(プロゲステロン)は、生理前に分泌されるホルモン。妊娠や出産に備え、エネルギー源として皮下脂肪を溜め込む働きがあり、いわゆる「体脂肪をためやすくする時期」になります。
水分が溜まりやすく、代謝も落ちるので痩せにくく、イライラする、甘いものが食べたくなるのもこのホルモンの働きが影響しています。
この黄体ホルモン(プロゲステロン)が増える生理前10日間~2週間は、体は太りやすい時期になります。
卵胞ホルモン(エストロゲン)
もう一つの女性ホルモンで、生理後に分泌が高まるホルモンが卵胞ホルモン(エストロゲン)です。
内臓脂肪を減少させる働きがあり、代謝が段々上がるこの時期は「消費しやすい時期」になります。
つまり、卵胞ホルモン(エストロゲン)が増える生理後の10日間~2週間は痩せやすい時期です。
ダイエットを始めるなら、痩せやすい時期である生理後がおすすめです。
またこの生理周期を知っていると、停滞期に入っても、生理周期による痩せにくさがわかっているので、「今はそういう時期だから」と結果が見えなくても焦らず続けることができます。
運動を強化したいときは、痩せやすい時期にアップさせると効果的です。
40歳から気をつけたい「隠れ肥満」
女性は更年期近くから太りやすくなります。
加齢により基礎代謝が下がるのも原因の一つですが、女性ホルモンの一つである卵胞ホルモン(エストロゲン)が少なくなることが原因です。
卵胞ホルモン(エストロゲン)には、コレステロールが上がり過ぎないようにコントロールし、内臓脂肪がつきにくくする働きがあります。そのためこの卵胞ホルモン(エストロゲン)が急激に減っていくと、どうしても太りやすくなってしまいます。
体重が増えていなくても内臓脂肪がたまり、体脂肪率だけ高くなる「隠れ肥満」の場合もあります。
動脈硬化や心疾患、脳血管性の疾患、糖尿病などの危険性が高まる隠れ肥満。40歳ごろからは、「まだだいじょうぶ」ではなく、「油断禁物」と、食生活の見直しや軽い運動を始めましょう。更年期以降の肥満を防ぐことができます。