効果的なダイエットのコツ

適度な”がまん”、それがダイエット成功への道

 肥満の原因は、「消費エネルギー」より「摂取エネルギー」が多いことです。

 まず、食生活の習慣をチェックしてみましょう。

□ 1日3食べないことがある。
□ 毎日の食事の時間が決まっていない。
□ 早食いである(1食20分以下)。
□ 夜遅くや寝る前に食べてしまう。
□ 野菜やきのこ類、海藻類をあまり食べない。
□ ながら食べをしている。
□ おやつをいつも食べる。
□ 肉の脂身や揚げ物、マヨネーズなどのエネルギーが高いものが好き。
□ お酒をよく飲む。

 チェックが多いほど肥満になりやすい食生活です。

ダイエットを成功させるポイント

 ダイエットを決意した時、あれを止めよう、これを止めようとします。
 しかしあまりにも制限し、我慢しすぎると、その反動で食べ過ぎてしまう危険性大です。

1.ゆっくりよく噛んで食べる。
 脳が満腹だと感じるのは、食べはじめてから20分~30分後です。
 噛む回数を増やすと、自然と食事時間が長くなり、脳が満腹だと感じやすくなります。
2.間食をするなら午前中。
 午前中に摂取したエネルギーは、午後の活動で消費されやすいです。
 甘いものを食べるなら、脂質の少ない和菓子がおすすめ。
3.摂取する油の量を減らす。
 脂質は体脂肪になりやすいので、調理方法などを工夫して摂取量を減らしましょう。
4.お酒を飲むときは、低カロリーのおつまみにする。
 1日に飲むのは適正量(ビール中瓶1本、日本酒1合、焼酎0.6合、ウイスキーダブル1杯)までとし、おつまみはカロリーの低いものにしましょう。
5.食事の時は、食べることに集中する。
 ながら食べは食べた量を自覚しにくく、また味わっていないので満足感が低く、無意識に食べすぎてしまう傾向にあります。
 食事の時は、食事に集中し、ゆっくり味わって食べましょう。

 生活のちょっとした習慣を見直し、改めるだけでエネルギーの過剰摂取を防ぐことができます。
 極端な食事制限は行わず、適切な食事内容と食べ方、正しい食習慣を身につけましょう。