効果的なダイエットのコツ

メタボリックシンドロームとは

 メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の増加に加え、動脈硬化の危険因子である「高血圧」、「高血糖」、「脂質異常症」のうち、2つ以上に該当する状態です。

ウエストサイズ:男性 85cm以上
女性 90cm以上

以下のうち、2つ以上該当する。

・収縮期血圧:130mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上

・空腹時血糖値:110mg/dL以上

・中性脂肪値:150mg/dL以上、またはHDLコレステロール値が40mg/dL未満

メタボリックシンドロームに関わる病気

◆高血圧
血圧が高くなる病気。
◆糖尿病
血液中のブドウ糖(血糖)が増えすぎる病気。
◆脂質異常症
血液中の脂質の値が異常になる病気。

 内臓脂肪の蓄積と、「血圧」「血糖値」「血中脂質」の異常が重なることで、健康な人より動脈硬化のリスクが激増します。
 心筋梗塞や脳梗塞を起こすリスクが非常に高く、狭心症や心筋梗塞の発症リスクは、健康な人と比べ約36倍です。

まとめ

 メタボリックシンドロームとは、動脈硬化のリスクが激増し、心筋梗塞や脳梗塞など、危険な病気が起こりやすいという体からのSOSサインです。
 危険信号を解除するための対策が早急に必要になってきます。

一口メモ:メタボリックシンドロームと肥満症の違いとは?

 メタボリックシンドロームと肥満症では、診断基準が異なります。

・肥満症
 身長と体重から計算するBMI(体格指数)が25以上の場合。
・メタボリックシンドローム
 内臓脂肪の量で肥満かどうかを判定する。

 なので、BMIが25以上でも腹囲が少ない人、反対にBMIは25以下でも腹囲はメタボリックシンドロームの診断基準を超えている人もいます。

 大多数は、メタボリックシンドロームの人は肥満症を併せ持っています。いずれにしても、痩せれば病気のリスクが減り、病気も改善するので、適切なダイエットが必要です。