効果的なダイエットのコツ

太っている人必見!肥満症っていう病気知っていますか?

 「太っていると体に悪い」というのは、ホントです。

 肥満にもいくつかのタイプがあり、中でも医学的に見て治療が必要な場合、「肥満症」といいます。

肥満症とは

 肥満が原因と思われる病気がある場合、「肥満症」と診断されます。

 肥満症に該当するのは、

・BMIが25以上で、11の肥満関連疾患のうち1つ以上を合併している。

※11の肥満関連疾患(耐糖能障害、糖尿病、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症・痛風、冠動脈疾患、脳梗塞、脂肪肝、肥満関連腎臓病、月経異常、整形外科的疾患、睡眠時無呼吸症候群)

・内臓脂肪型肥満(内臓脂肪面積が100平方センチメートル以上)

だった場合です。

肥満症が原因で起こる病気

 肥満症が原因で起こる病気はとても多いです。

◆脂肪の量が原因

 脂肪が多すぎると、その重みで関節に負担がかかり、痛みや変形を起こします。
 また、気道など空気の通り道に脂肪がつくと、睡眠時に無呼吸になりやすいです。

-主な病気-

・睡眠時無呼吸症候群

・変形性関節症(膝痛、股関節痛など)

など

◆脂肪の質が原因

 脂肪が増えすぎると、体の機能を調節する「生理活性物質」のバランスが崩れ、体内のホルモンの働きに影響が出てしまいます。

-主な病気-

・糖尿病

・脂質異常症

・高血圧

・高尿酸血症・痛風

・心筋梗塞、狭心症

・脳梗塞

・脂肪肝

・腎臓病

・月経異常

・不妊

など

◆がんへの影響

 内臓脂肪が増えすぎると、がん細胞が増えやすくなってしまいます。
 胆道がんや大腸がんなどのリスクが高まることがわかっています。

-主な病気-

・胆道がん

・大腸がん

・乳がん

・子宮体がん

など

 肥満症は様々な病気のリスクを高めます。
 こうした病気の多くは減量すると改善するので、健康のためにも正しいダイエット法で痩せましょう。