BMIで肥満度をチェックしてみよう!
肥満を気にする人は、何kg減った、増えたと体重を気にしますが、実際「肥満」とはどのような状態だと思いますか?
肥満かどうかを判定する方法の一つに、身長と体重から計算する「BMI(体格指数)」という指標があります。
計算した値が25を超えると「肥満」。さらに軽い方から順に、Ⅰ度~Ⅳ度の4つの段階に分けられます。
18.5未満 | 低体重 |
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18.5以上25未満 | 普通体重 |
25以上30未満 | 肥満(Ⅰ度) |
30以上35未満 | 肥満(Ⅱ度) |
35以上40未満 | 肥満(Ⅲ度) |
40以上 | 肥満(Ⅳ度) |
日本人は「軽度肥満」の方が多いです。
しかし、肥満度1の軽度肥満であっても、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの合併症のリスクは、普通体重の人の2倍になります。
肥満のタイプ
肥満には、脂肪がどこについているかで2つのタイプがあります。
-まずチェック-
お腹に力を入れて肉をつかんでみてください。
◆内臓脂肪型タイプ |
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お腹の臓器を覆う「腸間膜」などに脂肪がつくタイプ。 ↓ 脂肪はたまりやすいが減りやすい。 |
◆皮下脂肪タイプ |
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お腹やお尻、太ももなど、皮膚の下に脂肪がたまるタイプ。ダイエットしても脂肪が減りにくいのが特徴です。 ↓ 脂肪はたまりにくいが減らしにくい。 |
健康への悪影響が大きいのは「内臓脂肪型肥満」で、その90%の人に糖尿病や高血圧、脂質異常症などの症状が見られます。
しかしうれしいことに、内臓脂肪は、たまりやすいという特徴がある一方で、体がエネルギー不足になると率先して使われます。つまり、減量すればどんどん減っていきます。
肥満の方は、ダイエットを始めましょう。
一口メモ:思い込み肥満に気をつけよう。
若い女性に、顕著な【痩せ志向】が見られます。
BMI判定では決して肥満ではないのに、「太っている。痩せないと」と、”思い込み肥満”の方がいます。
”思い込み肥満”は社会的な風潮が作り出したといえる肥満ですが、このままでは栄養失調や低栄養が心配です。
痩せすぎると、低血圧や低体温、運動能力の低下、病気になったときも治りにくくなってしまいます。
痩せすぎも問題です。
必要のない過剰なダイエットをして、かえって不健康になっては意味がありません。痩せすぎにも気をつけましょう。
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-BMI(体格指数)-
体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)= BMI
例)身長158cm、体重68kgの人の場合
68(kg)÷1.58(m)÷1.58(m)=27.239 → BMIは27